AWS アカウント命名規則とOrganization管理
私たちは、AWSアカウントの管理を効率的に行うため、以下の命名規則とOrganization構造に従います。
AWS Organization構造
管理アカウント
- アカウント名:
geolonia-rootacct
- メールアドレス形式:
dev+rootacct@geolonia.com
- 特徴:
- OrganizationのRoot権限を持つアカウント
- 請求の一元管理
- セキュリティ上の理由から、日常的な運用では使用しない
メンバーアカウント
すべてのプロジェクトアカウントとサンドボックスアカウントは、管理アカウントの配下に所属します。
アカウント名の基本ルール
- プレフィックス規則
geolonia-
: 組織の正式なプロジェクト用-
sandbox-
: 個人の開発・検証用 -
環境識別子
dev
: 開発環境v1
: プロダクション環境 バージョン1lab
: 実験環境
カテゴリ別の命名規則
1. プロジェクトアカウント
形式:geolonia-[プロジェクト名][-環境]
例:
- geolonia-mlit-lab
- geolonia-takamatsu-project
- geolonia-gsijapan-project
2. サンドボックスアカウント
形式:sandbox-[ユーザー名]
例:
- sandbox-naoki
- sandbox-k.arai
- sandbox-himawari.chiba
3. プロダクトアカウント
形式:[プロダクト名][-バージョン/環境]
例:
- Geolonia Maps for SmartCity (V1)
- Geolonia Maps for SmartCity (Dev)
- Geolonia Geocoding (V1)
メールアドレスの命名規則
1. 管理アカウント用
dev+rootacct@geolonia.com
2. プロジェクトアカウント用
dev+[プロジェクト識別子]@geolonia.com
例:
- dev+smartcity-v1@geolonia.com
- dev+geocoding-dev@geolonia.com
3. サンドボックスアカウント用
dev+aws_sandbox-[ユーザー名]@geolonia.com
アカウント作成・管理ポリシー
- アカウント作成の申請
- 新規アカウントの作成は管理者に申請
- 目的、用途、期間を明確にする
-
適切な命名規則に従っているか確認
-
セキュリティ設定
- MFAの有効化を必須とする
- Root認証情報は厳重に管理
-
アカウント作成直後にセキュリティ設定を実施
-
定期的なレビュー
- 不要なアカウントの特定
- 使用状況の確認
- コスト管理の実施
推奨プラクティス
- 一貫性の維持
- プロジェクト内で統一された命名規則を使用
-
既存のパターンを踏襲
-
明確な目的の表現
- アカウントの用途が名前から推測可能
- 環境が明確に区別可能
非推奨パターン
- スペースの使用(ハイフンを使用)
- 大文字と小文字の混在(特別な理由がある場合を除く)
- プロジェクト種別が不明確な命名
- 一般的でない略語の使用